NAS - Biography

ニューヨーク市クイーンズ地区の有名なQueensbridge Housing Projectを代表する、才能豊かな若きラッパー、Nas。彼は、'90年代後半に勃発したアメリカ東海岸のヒップホップ革命を指導するアーティスト達の中でも、鍵となる存在でもある。
ラップの限界を超えて活躍するWu Tang ClanやFugees、Notorious B.I.G.、Boot Camp Clikなどのアーティスト達同様、Nasもまたヒップホップ発祥の地であるニューヨークが、かつての栄光を取り戻すための手助けをしてきた。そんなNasの作品は、単純な繰り返しばかりのうんざりするようなパーティラップや、自らの悪行の数々を吹聴するギャングのごときラップとは無縁の存在である。
彼のデビュー作『Illmatic』で展開されたのは、自らの暮らす街や人々の心の中に深く分け入っていく、若き街角のリポーターの視点から語られた世界なのだから。続くアルバム『It Was Written』でも、この傾向は続き、黒人同士の犯罪や都市の暴力、人種に対する偏見、都会のシステムや社会からのプレッシャーといった、最初のアルバムでも触れていた題材をさらに鋭くえぐっている。
Nasこと本名Nasir Jonesがラップのゲームに加わったのは、Main SourceのリーダーLarge Professorの子分となったことがきっかけだった。Main Sourceの曲“Live At The BBQ”でレコーディングデビューを果たしたNasは、社会的なコメントを巧みに操る卓越したライミングのテクニックで、ラップ雑誌から即座に高い評価を受けることとなる。
3rd BassのラッパーのMC Serchが仲間と制作した“Back To The Grill”に参加した後、Nasは自らのソロデビュー作のプロデュースをMC Searchに依頼。この曲“Halftime”は、映画『Zebrahead』のサントラに収録され、その後すぐに、NasはColumbia Recordsとレコーディング契約を結んだ。
彼のデビュー作『Illmatic』は、リリース直後にヒップホップの傑作と呼ばれ、ゴールドディスクを獲得。Nas自身も、しっかりしたテクニックと、観察の鋭い思慮深い歌詞でヒップホップの枠を広げるラッパーとして、高い評価を得ることとなった。さらに、2ndアルバム『It Was Written』では、Dr.DreやDJ Premiere、Trackmasterz、Mobb Deepといったトップクラスの人達にプロデュースを依頼。FugeesのLauryn Hillや、JodeciのJoなどのゲスト参加もあって、アルバムはあっという間に大ヒットを記録し、Nasは一躍ヒップホップ界のヒーローとなった。
Nasは現在、仲間のThe Firmの1stアルバムのレコーディング作業で忙しくしている。東海岸の新しいスターと言われるThe Firm('80年代に結成された同名のスーパーグループThe Firmと混同しないこと)のレコーディングには、Foxy BrownやAZ、Cormegaも参加している。この作業が終了し次第、彼は3作目のソロアルバムの制作に入る予定だが、そこでもまた、激しいライミングと分厚いビートを生かした彼ならではのサウンドを聴くことが出来るだろう。
Nas - Life's a Bitch → 元ネタはGap Band - Yearning For Your Love(PV視聴)Nas-The World Is Yours → 元ネタはAhmad Jama -l I Love Music(PV視聴)Nas- One Love → 元ネタはThe Heath Brothers-Smiling Billy Suite Pt.2(PV視聴)Nas - The Message → 元ネタはsting - shape of my heart(PV視聴)Nas - Made You Look → 元ネタはApache - Incredible Bongo Band(PV視聴)>>>
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- 2008/04/24(木) 00:23:23|
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